なぜ帝国ホテルがおむすびを販売?562円高級おむすびの実力を徹底検証!
帝国ホテルのホテルショップ「ガルガンチュワ」で、おにぎりが販売されているのをご存知ですか?
インペリアルタイム2025年11-12でガルガンチュワのおすすめ新商品と告知があり、すごく気になっていました。
格式高い空間での「おむすび」というギャップ。なんで帝国ホテルがおむすび?と気になりますよね。
今回は、なぜ帝国ホテルが新商品としておにぎりを発売したのか、そしてその実力は?ホテルグルメウォッチャーが徹底的に検証します。

帝国ホテルのおむすび どこで買える?気になる価格と具材
- 販売場所: ガルガンチュワ(帝国ホテル東京 本館1階)
- 価格: 562円(税込)
- 具材: なし。塩のみ
- 販売時間:11:00から19:00
おむすび争奪戦!予約は必須

発売直後から大きな話題となっていたため、11月4日の12時半に訪問した際は、すでに売り切れ。すでに争奪戦が始まっていました。
このリベンジを果たすため、予約をして11月30日に再訪し、無事に2個ゲット。
ただし、クリスマスシーズンということもあり、電話はなかなか繋がりませんでした。
しかも、希望日の数日前では予約は間に合わず(本当は23日に欲しかったが、30日で予約)、確実に手に入れるためには、早めの予約が必要です!
予約の利点:特別ショッパーとスムーズな受け取り

争奪戦を制するために予約をした結果、思いがけないメリットがありました。
商品の受け取りは、GARGAN TUAのロゴが金色の幾何学模様でデザインされた、特別感のある専用ショッパーで提供されました!
今回はケーキも購入したため専用ショッパーが付いたのかな?
しかも、すでにラッピングまで完璧に準備しておいてくれるため、レジに並んで受け取るだけでした。
おむすびのパッケージの考察
待ちきれなくて、日比谷仲通りのベンチでショッパーから取り出しおむすびの記念撮影。
おむすびはビニール袋の中に入っていて、中には紙に包まれた保冷剤ががっちり入っていました。

562円のおむすびに対して、手厚い梱包です。おむすびもケーキと同じく温度変化による劣化を防ぐ「生鮮食品」として扱ってくれています。

想像していたよりもかなりシンプルなパッケージでした。目を引くのは、赤と白で描かれた水引のようなデザインと、その中央の結び目。
これは、今年の帝国ホテルがテーマとしている「ご縁を大事に」というコンセプトを、おむすびのパッケージにも表現していると思われます。
また、商品名の下には「SALT しお」と日本語と英語が併記されており、海外のゲストを意識していることがわかります。
いざ、おむすび実食!
賞味期限は当日です。食べ方は、袋のままレンジ(500W)で30秒加熱します。ほかほかのおにぎりが出来上がりました。
まるで、日本昔ばなしのような素朴で可愛らしい見た目!封を切ると、のりの豊かな香りがしただよいました。

お米は旨味と甘みが凝縮されていて、適度な粘りがあり一粒一粒立っていてふっくら、優しくまろやかな塩の後味が良いアクセントでした。
このおむすびは「新潟県 星峠棚田米」というブランド米を使用しています。
300年の歴史を持つ伝統製法「はさかけ」で天日干しされ、雪解け水で育つなど、手間と時間をかけた特別な米です。
海苔は有明海。使用されている塩も、米の旨味を引き立てる「優しくまろやかな塩」として厳選されています。
一般的に流通していない貴重な米を使用し、料理人の技をシンプルなおむすびという形で表現する。最高品質の素材と技術を追求する帝国ホテルらしい振り切った新商品でした。
562円他で手に入らない贅沢と思えば納得です。
帝国ホテル東京 ガルガンチュワ 店舗情報
ガルガンチュワ
場所 本館1階
住所 〒100-8558 東京都千代田区内幸町1丁目1−1 本館 1階
電話 0335398086
営業時間 8:00~20:00(ペストリー・ベーカリー・惣菜の販売は11:00から19:00まで)
まとめ:562円のおにぎりに込められた帝国ホテル真のラグジュアリー
おむすびと同時期に発売されたメロンパンやなど、最近は親しみやすい新商品が販売されてますね。
しかし、単に安くするのではなく、一流ホテルのシェフが手掛けたり、地域や伝統を守る農法を応援するという社会貢献の意識もあり、伝統と革新の精神を感じます。
昔は海外のものは貴重で珍しかったのですが、今はむしろなんでも手に入る時代。
そんな中、真のラグジュアリーとは何か?その一つの答えがこの「おむすび」だったのではないかと思いました。



