【帝国ホテル東京・ガルガンチュワ】135周年記念復刻スイーツ!サヴァラン(1,566円)を実際に食べた感想
帝国ホテルは、2025年に開業135周年!この記念すべき年、ホテルショップガルガンチュワでは、1年間にわたりホテルに受け継がれる伝統の味を復刻するプロジェクトを展開中です。
中でも私が最も注目していたのが、9月・10月限定で登場したサヴァランです。
サヴァラン自体、最近のパティスリーではあまり見かけないクラシックスイーツ。それが、帝国ホテルという歴史ある場所でどのように再現されるのか気になっていました。
しかも、この復刻サヴァランは1,566円と高額なのですが、ある特別な記念品が付いてきます。このマニア心をくすぐる付加価値も、購入を決めた理由の一つです。
この記事では、実際に購入した伝統の味サヴァランを食レポしていきますね。
帝国ホテルのガルガンチュワが気になる方、サヴァラン好きの方ぜひご参考になさって下さい。姉妹サイトで帝国ホテルのティータイム完全ガイドも執筆しています。

帝国ホテルの伝統の復刻スイーツの販売スケジュール

9月・10月限定は「サヴァラン」
復刻スイーツは2025年1月から1年間、ホテルで受け継がれる伝統のスイーツを復刻して販売するものです。この企画は2ヶ月ごとにメニューが変わるので、全種類をコンプリートしたいファンにとっては見逃せません。
2025年1月7日(火)~3月14日(金):ナポレオンパイ
2025年3月15日(土)~4月30日(水):チョコレートパイ
2025年5月1日(木)~5月31日(土):スワンシュー
2025年6月1日(日)~6月30日(月):スイスタルト
2025年7月1日(火)~8月31日(日):レモンメレンゲパイ
2025年9月1日(月)~10月31日(金):サヴァラン
2025年11~12月:カマンベールチーズケーキ

10月の帝国ホテル東京のロビー 〜菊の装花〜

長年ホテルを支える第一園芸が手がけています。
10月の帝国ホテル東京のロビーは、鮮やかな黄色とオレンジを基調とした菊の装花で彩られていました。
使用されているのは、アストロメリア、スプレーマム、そしてアナスタシアの3種類の黄色い菊です。秋の訪れを告げるだけでなく、菊が持つ「高貴」な花言葉や、皇室との縁を持つ日本文化を象徴しており、格式ある帝国ホテルにぴったりの選択です。
ホテルショップ「ガルガンチュワ」店舗情報

ガルガンチュワ
場所 本館1階
住所 〒100-8558 東京都千代田区内幸町1丁目1−1 本館 1階
電話 0335398086
営業時間 8:00~20:00(ペストリー・ベーカリー・惣菜の販売は11:00から19:00まで)
今月のガルガンチュア注目のラインナップ 〜2025年10月〜
ワゴンには帝国ホテルが誇る伝統メニュー「シャリアピンステーキ」をベースにしたパイもありました。

シャリアピンステーキは、1936年に宿泊していたロシアの世界的声楽家シャリアピン氏のために、当時の料理長が考案したというドラマティックな誕生秘話を持っています。しかし、ホールでのみ購入可能なため、今回は断念しました。
2025年秋(9月、10月)は「秋の収穫祭」をテーマに、個性豊かなスイーツとパンが登場しています。
インペリアルタイムスによると、洋梨の形をした「ポワール」デニッシュや、シャインマスカットでお月見を表現した「十五夜ショートケーキ」、マロンロールケーキ、ドングリ型のプラリネアマンドなど、九頭竜まいたけのグリルサラダなど、季節の恵みを活かした商品が並びます。
さらに、スヌーピー生誕75周年記念として、インペリアルラウンジアクアで話題となった「スヌーピーパン」や「スヌーピーマカロン」といった限定コラボ商品も充実。


なかでも、私の目を引いたのは「チャーシューメロンパン」。

9月・10月限定の「サヴァラン」がずらりと並ぶ光景は、まさに圧巻。

プラケースではなく、帝国ホテルの刻印入りグラスに入っています。このグラスは代金に含まれているので持ち帰ることができます。
このレア感が今回高額なサヴァランをご褒美に購入する大きな理由になりました。
サヴァランをテイクアウト 〜帝国ホテル品質の完璧な梱包〜
今回の復刻サヴァランは、1個から購入が可能です。税込1,566円とテイクアウトスイーツとしては高額に感じられますが、「帝国ホテルの135周年記念スイーツ」であり、さらに特別な記念品が付くと考えれば、自分へのごほうびにぴったりな価格帯だと思います。
購入したサヴァランは、ご覧の通り専用の箱に収められ、大変丁寧に梱包してもらえました。

この包装なら手土産としても、自信を持って渡せる高級感です。ショッパー(紙袋)は無料で提供されます。(※フォークやスプーンは別途料金が発生します。)
箱の中はご覧の通りです。保冷剤が上下に配置されており、品質維持への細やかな配慮を感じます。

消費期限は当日限りとなっています。購入したら早めに召し上がってください。
サヴァランをいざ実食!

いよいよ、伝統の復刻スイーツ「サヴァラン」を実食です!
まず驚かされるのは、そのラム酒の濃厚さです。ブリオッシュ生地全体にラム酒がしっかりと染み込んでおり、口の中でジュワッと広がる香りがたまりません。
これに合わせるバニラクリームは、高品質で甘さ控えめ。このクリームと生地をバランス良く一緒にいただくことで、ラム酒の風味を損なうことなく、全体が上品にまとめ上げられます。
昔ながらのサヴァランは大きくて生地とクリームのバランスが難しかったのですが、このカップデザインなら最後までバランス良くいただけます。まさに伝統と革新の一品です。
トップのベリーやミントの甘酸っぱさや清涼感が、ラム酒の重厚さを引き締める見事なアクセントになっています。
食べやすく親しみやすいのに「次元が違う」と感じました。帝国ホテルの「丁寧な仕事ぶり」が伺えます。
この伝統の復刻サヴァランをより深く味わうため、今回はマリアージュフレールの「バルマスケ」と「アッサム」をペアリングティーとしてチョイスしました。
結果から言うと、「バルマスケ」の圧勝でした。
一方で、アッサムは力強い味わいが特徴ですが、この繊細で上質なサヴァランを相手にするには、個性が強すぎたかもしれません。サヴァランの複雑な風味を「勿体なく」感じさせてしまうほど、バルマスケとの相性が際立っていました。
この理由を分析すると、「複雑な風味を持つ上質な紅茶」がサヴァランと相性が良いということです◎
クラシックスイーツを自宅で楽しむ際は、紅茶の個性が強すぎず、ラム酒やバニラの香りを支えてくれる、優雅で複雑なアロマを持つ銘柄をぜひ選んでみてください。
まとめ
今回の135周年記念復刻スイーツ「サヴァラン」は、まさに帝国ホテルが誇る伝統と革新を感じられる逸品でした。
しかも、帝国ホテルのライオンロゴ付きグラスが付属品なので、1,566円という高額ながら、自分への「ごほうび」に非常に満足しております!
サヴァランは9月・10月限定の販売です。この貴重な機会を逃さず、ぜひガルガンチュワで手に入れてくださいね。


