【立川・ソラノホテル】ダイチノレストラン10,000円の懐石コースのディナーとホテルモーニング体験記

ソラノホテルに滞在中「ダイチノレストラン」でのディナーとモーニングをしてきました。
今回は健康意識の高い方とご一緒だったので、あっさりした和食が良いとオーダーがあったので、予約時に1万円の懐石コースディナーを予約しておきました。
ダイチノレストランの予約をするか検討中の方、ぜひご参考になさってください。

ソラノホテル「ダイチノレストラン」とは
ダイチノレストラン(DAICHINORESTAURANT)はソラノホテルの1階にあります。

「ダイチノレストラン」ではホテルのコンセプトである「ウェルビーイング」を食で体現しています。
ウェルビーイングな食体験: 心とからだに優しい、健康的でおいしい食事を提供
旬とこだわりの素材: 素材の質と旬を大切に、生命力あふれる料理を追求
ジャパニーズ・クロスオーバー: 和食をベースに、世界の要素を取り入れた新しいスタイル
「大地の味」の表現: 土からこだわった厳選素材を使用
オープンキッチン: 調理が見えるライブ感あふれる空間
環境への配慮: 人にも環境にも優しいレストラン運営
レストランの中には野菜や魚を管理するセラーがあり、食へのこだわりを感じます。

10月はちょうど新米の季節で、お米や希少なきのこがセラーで管理されていました。

今回ご案内いただいたのはこちらの座席です。
テラスが見える窓側のお席です。

テーブルウェアはこちら。

テーブルに着席するとなんとウエルカムお出汁が振舞われました。

ダイチノレストラン10,000円のディナーコースのメニュー
・先付 天使の海老と秋ナス 武蔵野ゆば 琥珀ジュレをかけて
・温前菜 蕪の菊花見立て 和出汁で合わせた菊菜のすり流し
・八寸
・野菜料理 冬瓜のきのこ餡かけ
・魚料理 紅葉鯛炭焼き その出汁とあおさ海苔ソース 九条ネギとマッシュルームの香り
・御飯 鉄釜で焼いた鶏飯おにぎり 玉子の餡かけ
・甘味 2種類のソルベ
懐石コース いざ実食

天使の海老、武蔵野ゆばといった特別な食材に、お酢が効いたジュレをかけた先付は、さっぱりとして食欲をそそられました。
秋ナスや菊の花びらのあしらいも季節感があって◎

春菊をすり流しにするという着想に驚きました。そして、鮮やかな緑色のすり流しに、本物の菊の花びらが散らす見た目の美しさが素敵。
日本料理ならではの繊細な味わいが一体となった、深まる秋にぴったりな温かい前菜です。

八寸は、お魚が中心。平目昆布締め、戻りカツオとアボカド、秋鮭のルイベ塩イクラを添えて、東京育ちの蝦夷鮑 その肝のソース。
多様な海の幸が見事に調和した、季節感あふれる内容です。
特に希少性が高い東京育ちの蝦夷鮑 その肝のソースは美味しかった。

濃厚さや磯の風味が、他の素材の持つ軽やかさや上品さが際立ち、結果として八寸全体の絶妙なバランスが生まれています。

シンプルながらも冬瓜やきのこの素材の旨みと温かさが光る、日本の食文化の魅力を体現したような一品。ホットします。

炭焼きの鯛の旨みを土台に、魚介出汁の深みとあおさ海苔の磯の風味が重なる複雑な旨みがあり印象的でした。
九条ネギとマッシュルームの香りも加わり、多様な旨みがハーモニーを奏でています。

締めは鉄鍋で焼いたおにぎりの餡がけ。スタッフさんが目の前でジューっと焼いてくれます。とてもいい香り。
さっぱりした味が続いたので、香ばしい焼きおにぎりと玉子餡の濃厚な旨みが大満足でした。
あと、新米がうまい!

ラー油もなんと自家製。味変にどうぞ。

さっぱりしたソルベはお口直しにぴったり。フレーバーは梨と確か秋のフルーツでした。
一万円の懐石コースの正直な感想
夕食の全体的な感想です。
まず、「東京育ちの蝦夷鮑 その肝のソース」のように希少な食材が使われており、ここでしか味わえない特別な一品に出会えたという印象でした。
個人的には、その独創性と見た目の美しさに感銘を受けた「蕪の菊花見立て 和出汁で合わせた菊菜のすり流し」が特に気に入りました。
ただ、全体的にはヘルシーな献立だったため、正直なところ、量をしっかり食べたい方には少し物足りなく感じられるかもしれません。
他のテーブルのお客様を拝見したところ、お肉のコースを選んでいる方が多く見られました。次回訪れる機会があれば、ぜひ私もお肉のコースを試してみたいと思います。
ダイチノレストランでモーニング
翌日もお天気に恵まれ、心地よい目覚め。
朝食付きプランで予約をしていたので、会場のダイチノレストランへ向かいます。
朝のテラス席の雰囲気も素晴らしいです。


モーニングのメニューは3種類。
全種類にスムージー、サラダ、ココナッツミルクの自家製豆腐が付き、
メインはフィッシュ、ミート、ベジタブルから選びます。




フレゴラって何?と思い、ベジタブルプレートの”旬野菜のグリル トマトソースのフレゴラ”を選びました。
あとで調べましたが、フレゴラはイタリアのサルデーニャ生まれのショートパスタのことでした。
しかしながら、パスタ、パン、味噌汁、ココナッツ豆腐のバランスは正直微妙でした。
昨夜、ディナーでも感じたのですが、ここは米と卵がすごく美味しい。
ので、次回来たら絶対に卵料理のついているミートにしようと思いました。
結論
ソラノホテル周辺、特にグリーンスプリングスには食の選択肢が豊富にあり、全ての食事を事前に予約しなくても十分に楽しめる環境でした。
ホテル内の「ダイチノレストラン」のディナーは、今回の懐石のように希少性の高い素材をじっくり味わいたい方、ウェルビーイングな価値観に共感する方には推奨できます。
一方で、しっかり量を食べたい方にはお肉コースか、グリーンスプリングスにある多様なカフェやレストランも良いかな。
とはいえ、ダイチノレストランのホテルならではの空間も味わいたい場合は、朝食だけを付けておくという利用方法もおすすめです。